今日は「大暑」――夏の過ごし方が、冬の体をつくる

こんにちは!めぐるからだです!

暦の上では今日は「大暑(たいしょ)」。一年でもっとも暑さが厳しくなる頃とされていますね。

この時期、外を歩くだけでも汗が噴き出すような陽気ですが、実はこの「夏の暑さ」が、冬の不調を整えるチャンスでもあるのです。

東洋医学には「冬病夏治(とうびょうかち)」という考えがあります。

これは、冬に悪化しやすい症状(冷え・咳・関節痛・アレルギーなど)を、夏のうちにケアして整えておくことで、寒さが来たときに楽になる、という知恵です。

なぜかというと、夏は陽気が盛んになり、体の巡りがよくなりやすい時期。

このときに内臓を温め、代謝を整えておくと、体の芯から元気が育つのです。

たとえばおすすめなのは、

◎ 朝の涼しいうちのウォーキング

朝の気温が上がりきる前の時間帯は、陽の気(ようのき)をたっぷり取り込める貴重なひととき。

少し体を動かすことで、内臓の働きや気血の流れが活性化されます。

ここで大事なポイント!ウォーキング前には水分補給を!寝ている間、汗で水分が体外で出ていますよ!

◎ アロマオイルトリートメントや整体でのケア

巡りがよくなっている今こそ、身体をやさしく整えるのに最適なタイミング。

夏の疲れをため込まず、冬に響かせないようにしておきましょう。

来週以降も暑い予報ですね。暑いからといって、冷たいものを摂りすぎて内臓を冷やすと、せっかくの夏のパワーが弱まってしまうのでご注意を。

足首・お腹・首元の「三首」を温かくしておくのがポイントです。冷房による冷え予防にもなります。

「冬の冷えは夏の過ごし方しだい」

そんなふうに思えると、暑さの中にも前向きな気持ちが芽生えます。

あなたの今年の冬が、少しでも軽やかになりますように。

この夏、整える時間をぜひご一緒しましょう♪

路地の草をしらべてみると

道ばたの草をふと調べたら、「ヒメムカシヨモギ」でした。

いまでは要注意外来生物とされ、「厄介な雑草」とされています。実は戦後の食糧難の時代には、食べられる野草として人々の命を支えてきた植物です。

その名前に「ヨモギ」がつく通り、ヨモギの仲間のようにも見えますが、本家のヨモギとは少し違います。

ヨモギはキク科ヨモギ属。ヒメムカシヨモギはキク科ヨモギ属と分類されます。

安心してくださいね。当店のよもぎ蒸しでは、薬草として古くから使われてきた「艾葉(がいよう)」を使用しています。

艾葉とは、薬用ヨモギの葉を乾燥させたもので、漢方では内服にも使われる品質のもの。

そのチカラは、単なる「草」ではありません。

艾葉は、昔から「体をあたため、湿をとる」と言われ、夏のあせもや肌荒れにもよいとされてきました。

汗をかく季節、冷房や冷たい飲み物で冷えやすくなるこの時期に、からだの芯をやさしく整えるのにぴったりなのが「よもぎ蒸し」なのです。

お店では、香り高く、品質の確かな艾葉を丁寧に蒸し上げ、じんわりと温めていきます。

リラックスはもちろん、内側から整うような感覚を、ぜひ味わってみてください。

自然とともに生きてきた草たちの歴史に思いをはせながら、この夏、自分をいたわる「蒸し時間」をお楽しみください。

来たぞ!夏!…だったはずが?

今日、関東甲信、北陸、東北南部が梅雨明けと気象庁から発表されました。

昔は、梅雨が明けると「やっと晴れた!夏が来たー!」とうれしくなったものです。

洗濯物もよく乾くし、夏休みの予定にワクワクしたり、風鈴や入道雲に“夏らしさ”を感じたり。

ところが近年では、、、

梅雨明けの知らせとともに、「いよいよ猛暑が始まるのか…」とちょっと憂鬱な気持ちになることも。

朝から日差しが刺すようで、外に出るのもためらってしまいますね。

それでも、季節はめぐるもの。

体調も気分も、この夏仕様に整えていきましょう。

涼しい室内でも、呼吸が浅くなっていませんか?

エアコンで冷えた体、硬くなっていませんか?

ゆっくり呼吸をして、めぐりをととのえること。

夏を“乗り切る”だけでなく、少しでも“楽しめる”ような体と心を、一緒に育てていけたらと思います。

いつでもお手伝いしますね。

七色と五行でみる、わたしのバランス

こんにちは、めぐるからだです。。

雨あがり、ふと現れる虹に出会うと、なんだか良いことがありそうな気がしませんか?

7月16日は「虹の日」──「なないろ(7・16)」の語呂合わせから生まれた記念日です。

今日はその七色に、東洋医学の「五行論(ごぎょうろん)」を重ねて、からだと心のバランスを見つめてみましょう。

そもそも「五行論」って?

五行論とは、自然界のすべてのものを「木・火・土・金・水」の5つの性質に分けてとらえる東洋の思想です。

人の体も心も、この五行のバランスで整っているとされ、各要素には季節・臓腑・感情・色などが対応しています。

■木(もく)── 青

臓腑:肝(かん)

感情:怒(いかり)

季節:春

主な働き:気の流れを調整する。筋肉や目にも関係。

バランスが崩れると… イライラ、目の疲れ、肩こり、女性では月経トラブルも。

■火(か)── 赤

臓腑:心(しん)

感情:喜(よろこび)

季節:夏

主な働き:精神活動と循環。血脈や睡眠にも関与。

バランスが崩れると… 不眠、動悸、不安感、顔がほてる。

■土(ど)── 黄

臓腑:脾(ひ)

感情:思(しんみ・悩む)

季節:長夏(梅雨〜晩夏)

主な働き:消化吸収、気血を作る。

バランスが崩れると… 食欲不振、疲れやすい、下痢やむくみ。

■金(こん)── 白

臓腑:肺(はい)

感情:悲(かなしみ)

季節:秋

主な働き:呼吸と免疫、水分代謝の調整。

バランスが崩れると… 咳、肌の乾燥、アレルギー、気分が沈みがち。

■水(すい)── 黒

臓腑:腎(じん)

感情:恐(おそれ)

季節:冬

主な働き:成長・老化・生殖・骨の健康。

バランスが崩れると… 足腰のだるさ、冷え、耳鳴り、慢性疲労。

これらはそれぞれ、単独で成り立つものではなく、助け合い、支え合っています。その一つを相生関係といいます。

たとえばこんなふうに、からだの中で助け合っています。

・肝(木)が元気で“気”がスムーズに巡ると、心(火)の精神活動も安定しやすい。

・心(火)の巡りが整えば、血流や代謝が高まり、脾(土)の働き(消化吸収)を助ける。

・脾(土)がしっかり栄養を作ってくれれば、肺(金)は“気”や“免疫力”をしっかり働かせられる。

・肺(金)が健やかであれば、腎(水)は潤いを保ち、深い回復力を発揮できる。

・そして腎(水)が元気だと、肝(木)に必要な「エネルギーの土台」を支えてくれる。

このように、一つの不調は、他の要素にも影響し、逆に、一つを整えることで連鎖的にバランスが整うのです。

虹は、七つの色が順に並びながら、ひとつの美しい橋をつくっています。赤色のゾーンが大きく、他の色が見えにくくなると、ちょっと恐怖を感じますね。色はバラバラでも、全体では調和していますね。

湿気と暑さでバテやすい今、五行でいうと「土(脾)」が弱りやすい時期です。

食欲も落ち、疲れやすい時期でもあります。

「黄色=脾」に注目して、食欲や消化力をやさしく整えることがおすすめです。とうもろこしかぼちゃなど、黄色い食材は“気”を補ってくれますよ。

無理せず、消化のよい食事・よく眠れる工夫・からだを軽く動かす時間をとって、内側から整えていきましょう。

めまいと「めぐり」

「病院でメニエールと診断されて…」

ふらつきがひどく、やっとの思いでご来店くださったお客様がいらっしゃいました。

めまいで真っすぐ歩くのがつらく、施術の前は少し不安げなご様子。

首や肩まわり、耳まわりの緊張をやわらげながら、めぐりを整えるように進めていきました。

施術後、「なんだか頭が軽い」「歩きやすくなったかも」と、ほっとした笑顔を見せてくださり、その日はなんと「気持ちよくて、わざと遠回りして帰っちゃいました」とのこと。

その後、再び病院を訪れた際、医師から「血行不良だからね。ほぐれればよくなるよね」と言われたそうです。

私たちのケアがお身体にとって小さなきっかけになれたのなら、何よりうれしく思います。

もちろん症状や原因は人によって異なりますが、東洋医学でも、メニエールのような「めまい」や「耳鳴り」は、気や血、水(体液)のめぐりの滞りが関係していると考えます。

からだの中の水分がうまく巡らず、内耳に余分な水が溜まりやすくなると、バランス感覚や聴覚にも影響が出やすいとされています。

また、気の巡りが乱れると、頭が重く感じたり、ふらつきやすくなることも。

耳の不調には「腎」のはたらきが深く関係すると言われています。

腎は、生命エネルギーの源とされる臓腑で、耳や骨、ホルモンバランスとも関わりがあるとされます。

年齢や疲労、睡眠不足などで腎の力が弱まると、内耳のめぐりやバランス感覚にも影響が出やすくなる…という考え方です。

施術では、首や肩をゆるめ、呼吸を深くしながら、気と水の流れを整えるように心がけています。

一度で劇的によくなるというよりも、こまめなケアや、自分のからだに耳を傾ける時間の積み重ねが大切。

「ちょっと疲れたな」

「なんとなく調子が出ないな」

そんな時にも、ふと思い出していただける場所でありたいと願っています。

やさしさに気づく日常のひとこま

こんにちは、めぐるからだです。

この夏、東京都で水道の基本料金が無償化される制度が始まりましたね!家計にちょっぴりうれしい変化、もう体感されていますか?

どのくらいお得かというと、一般家庭で月々およそ860〜1,200円程度の基本料金が無料になります。

対象となる期間は、令和7年の夏場4か月分が対象です。具体的には、下記のいずれかの組み合わせになります。

「6〜7月分 + 8〜9月分」または「 7〜8月分 + 9〜10月分」。

なぜ2パターンあるの?

それは検針日の違いです。東京都の水道料金は2か月ごとの検針&請求です。そのため、お住まいの地域や建物の検針タイミングによって、適用月が変わります。

■奇数月に検針の方 → 7月の検針分から無料

■偶数月に検針の方 → 8月の検針分から無料

つまり、7月1日以降の検針分から順次スタートするということですね。

こんなエピソードがありました…。

あるご来店のお客様、ある日届いた水道代の明細を見てびっくり!

「えっ、安すぎる…もしかして隣の水道使っちゃった!?」と、なんとマンションの受付に確認しに行かれたそうです。

とってもやさしくて、真面目で、お茶目な行動に心がほっこりしました。

この時期は、知らぬ間に体の水分が奪われがち。冷たいお水だけでなく、白湯や常温のお茶も取り入れて、体を内側から整えましょう。汗をかいた日には、少しの塩分も意識してみてくださいね。

そして、冷房で体が冷えているケースもあります。水道がお得な今こそ、湯船につかりましょう!疲れもとれやすいですよ!

気候の変化に負けない体づくりを、日々のお手入れから。ご来店の際には、ちょっとした健康相談もお気軽にどうぞ~♪

今日は蚊に注意!? 気温と虫刺されの関係

今年は、なんだか息子の虫刺されが少ないなぁ…と感じていました。

例年なら、あっという間にかきむしって赤くなっていたのに、今年は平和そのもの。

「虫よけが効いてる?」なんて思っていたのですが——

実は、蚊の活動にも“適温”があるってご存じですか?

蚊が元気に活動するのは25~30℃前後が「ちょうどいい気温」なんです。

今日のように少し涼しい日は、「蚊、元気そうかも…」とちょっと気をつけたい日。

逆に、35℃を超える猛暑日になると、蚊は日中じっと物陰に隠れていることが多いんです。

「暑いのに刺された!」というのは、たいてい夕方や朝方の気温が下がる時間帯に出くわしてしまったケース。

つまり…気をつけるタイミングは

・涼しい日 → 昼間でも蚊が元気!対策を。

・猛暑日 → 油断しがちな朝夕に注意!

今年、息子の虫刺されが少ないのも、猛暑続きで外出する時間が限られていたからかもしれませんね。

気温と上手につきあって、虫対策もぬかりなく!

屋外では帽子や虫よけ、そして帰宅後の冷たいシャワーもおすすめですよ。

気象庁より大雨警戒のお知らせ

こんにちは!いつもめぐるからだをご利用いただき、ありがとうございます!

本日、気象庁から「10日夕方から夜にかけて、線状降水帯が発生する可能性がある」との発表がありました。

一度降り始めると、同じ場所に強い雨が長時間続くおそれがあります。

外出を予定されている方は、くれぐれもお気をつけください。

◾️天気の急変とともに、体調もグラつきやすいとき

気圧が下がると、頭痛や肩こり、めまい、気分の落ち込みを感じる方が増えます。これらは自律神経が乱れることによる反応のひとつ。

そんな時は「ツボ押し」でセルフケア!

そこで気圧による不調におすすめのツボをご紹介します。

1、内関(ないかん)

手首の内側、シワから指3本分ひじ側にあるところ。乗り物酔いのケアにも使われるツボで、吐き気・動悸・不安感の緩和に。

→ 軽く息を吐きながら、3秒かけてゆっくり押し、3秒かけて離す。左右3回ずつ。

2、百会(ひゃくえ)

頭のてっぺん、両耳の穴と眉間の中間を結んだ交点あたり。ぼんやりするときや、気が上がってふわふわする時に。

→ 指の腹で、頭を包むようにやさしくプッシュ。目を閉じてゆっくり深呼吸を。

3、足三里(あしさんり)

ひざのお皿の下、外側に指4本分下がったあたり。胃腸のケアや疲労回復にもおすすめ。

→ 椅子に座って、両手で左右交互にリズムよく押してみましょう。

体調が崩れやすい時期だからこそ、深い呼吸と、ちょっとしたセルフケアが心と体を整える力になります。

施術では、こうした不調を感じやすい箇所にも丁寧にアプローチいたしますので、お疲れがたまる前にぜひご利用くださいね。

大雨・強風にはくれぐれもお気をつけて、安全第一でお過ごしください。

また元気なお顔を見られるのを楽しみにしています。

茹だるような暑さ

こんにちは、めぐるからだです。

毎日、本当に「うだるような暑さ」ですね。この「うだる」は、動詞「うだる(茹だる)」で、漢字では「茹だる」と書きます。

まるで自分が茹でられているみたいに感じるほどの暑さ、という意味なんですって。

……だったら、せっかくなので「茹でる」お楽しみで、この暑さを乗り切りませんか?

夏で茹でるといえば、やっぱり素麺や冷麦!

でも、冷たいものばかりだと、おなかが冷えてしまって、かえって体がだる~くなることも。

そこで、ちょっと薬膳的アレンジを加えてみるのはいかがでしょう?

  1. 鶏むねとかぼちゃの和え素麺

夏でも冷えやすい方には、体を温める「かぼちゃ」を使ったアレンジがおすすめ。

かぼちゃは食性が「温」で、胃腸を元気にし、疲労回復にも◎

かぼちゃは軽くレンジで火を通してから、オリーブオイルで焼き目をつけるとホクホク&甘みもアップ。

スタミナもついて、さっぱり食べられる鶏むねと合わせてみてはいかがでしょうか?

  1. おろしショウガのさっぱり素麺

代表的な温性食材のショウガ。

すりおろしてタレに加えるだけで、巡りがよくなり、胃腸もポカポカ。

おろししょうが+白だし+ごま油=さっぱりだけど冷えないつけ汁に。

  1. にらダレ素麺

こちらも体を温め、夏バテに◎疲労回復に役立つアリシンが含まれています。

にらは細かく刻んで、タレに漬け込んだ“薬味にらダレ”はいかがでしょうか?

どんどん自分が好きな食材を使い、アレンジを楽しんでくださいね!

中国茶の日

こんにちは、めぐるからだです!今日、7月8日は「中国茶の日」。七(チー)八(パー)で“チャ(茶)”の語呂合わせなんだそうです。

連日、とても暑い日が続いており、水分補給が大切さを痛感しますね。

「水分を摂らなきゃ!」でも、ついつい冷たいものばかり飲んでいませんか?

冷たい飲み物で内臓を冷やしすぎると、からだのめぐりが悪くなって、だるさやむくみにつながることも。

こんな季節こそ、からだにやさしい「お茶の力」を取り入れてみてはいかがでしょうか。

今日は、コンビニなどよく見かける中国茶を3つご紹介します。

◾️ジャスミン茶(茉莉花茶)

緑茶や烏龍茶に、ジャスミンの花の香りを移したお茶。

その香りにはリラックス効果があり、気持ちが張っているときや、眠りの質を整えたいときにもおすすめです。

疏肝理気作用があるとされ、生理期間中の痛みなどにもオススメ。

味はほどよい清涼感で、暑い日の一杯にもぴったり。

◾️プーアル茶(普洱茶)

長く発酵させてつくられる、深みのあるお茶。

体を温める力があります。冷房で冷えがちな内側をじんわり温めてくれますよ。

重たい食事のあとや、なんとなく胃がもたれているときにもやさしい一杯です。

◾️ウーロン茶(烏龍茶)

緑茶と紅茶のあいだのような、ほのかに香ばしい半発酵茶。

スッキリとした後味で、口の中をさっぱりと整えてくれます。

油脂による消化不良にいいとされ、食べ過ぎた時にオススメ。「養心」の作用があるとされるので、不安感がある時など、ホッとさせてくれます。

ホットでもアイスでも楽しめますが、ぬるめにすると内臓への負担も少なくおすすめです。

ひと口のお茶でも、からだは少しずつ整います。

お茶は飲み方しだいで「潤し」「巡らせ」「温める」自然のちからをくれます。

暑さに振り回されないために、ちょっと立ち止まって、お茶の時間を。