こんにちは。めぐるからだの大渕です。
先々週に出産に立ち会う事が出来ました。女性の大変さと子供が誕生するという奇跡をひしひしと感じました。
よく、出産後の笑い話で、「出産の時、旦那が役に立たなかった。」という話がありますが、これに関しては許してください。出産も練習が出来ないのと一緒で、立ち会いも一発勝負。なんのレクチャーもありません。それはそうですよね。大事なのは母体と赤ちゃん。旦那さんの優先順位はかなり下です。(笑)
そこで、今回、私が立ち会いをして、「旦那がすべき事はこれだ!」というものを感じた事を書きますね。
初めに言っておきますが、100人妊婦さんがいたら、出産も100通りあります。あくまで参考として聞いてくださいね。
・旦那がすべき事。
⑴水分補給をさせる。
⑵陣痛間隔、トイレの記録。
⑶奥様をリラックスさせる。
まず、⑴水分補給をさせる。
奥様は陣痛が進むと、痛くて立ち上がることもできません。身体は力み続け、かなりのエネルギーが消費。そして、汗をかきます。その状態が進むと脱水状態になります。症状が進むと、医者から点滴の処置がされます。でも、やはり、水分補給をして、体に水分を送りたいですよね。
ここで旦那の出番です!
奥様に水分を飲ませてあげましょう!
寝ている奥様にペットボトルやマグカップで飲ませるのは困難です。こんなときはこれが便利です。
100円ショップにも販売されているペットボトルのキャップ。これがあれば寝ていても飲みやすい!
もし買い忘れたら、ストローをさしましょう。
陣痛に耐えている時は、水分補給も忘れます。旦那が気づき、水分補給を促しましょう。
⑵陣痛間隔、トイレの記録。
妊婦さんが病院や助産院に行くタイミングは千差万別。破水が先か、陣痛間隔が狭まるのが先かそれぞれ違います。
そして、妊婦さん自身が、陣痛タイマーなどのアプリを使用して、間隔を記録するケースが多いと思います。
このケースだと旦那さんがやることも少ないし、その奥様と一緒にいないこともあるでしょう。
ここでは、旦那さん一緒にいた場合として、やるべきことを書きます。
陣痛が進むと、奥様が記録するのも大変になってきます。そこで旦那さんがやりましょう。もし、アプリなどで記録するのがなかったら、ノートなどに書きます。
病院や助産院にとって、陣痛間隔は、安全な出産のために、かなり重要なデータとなります。
陣痛室に入れば、NSTという胎児の心拍と母体の子宮収縮を測る機械をつけます。このデータはナースセンターに送られるので旦那が記録する必要はないのですが、どのくらいの間隔かだけ把握しましょう。
あと、奥様がトイレに行ったのはいつかを記憶しておきましょう。膀胱が膨れると、胎児が出にくくなるので、医者がある処置をします。その目安になるのが、最後のトイレの時間。「何時ぐらい」でも大丈夫ですよ。
⑶奥様をリラックスさせる。
陣痛の時に腰をさすると痛みが和らぐそうです。ぜひ、旦那さんにさすってほしいです。しかし、陣痛が進むにつれ、痛む場所が変わります。それにともない、奥様がさすってほしい場所、角度が変わります。そこは奥様のご希望に従順になり、さすってあげましょう。出来るだけ奥様にストレスをかけないようにしましょう。様子を見るため、助産師さんが来ます。その時のさすり方を真似して、どうすればいいのか改良していってください。
これが一番重要!呼吸です。
これが旦那さんがやるべきことだと思います。
陣痛がピークの時は、どうしても、奥様は力が入ります。この時にどうしても息を止めてしまいます。
陣痛は1分ぐらいで収まります。この時は腰をさすりましょう。
陣痛がおさまったら、呼吸を促してあげましょう!
「はーい。一緒に呼吸をしよう。ハーッ。」 など、息を吐かせます。息を「ハーッ」と吐くと、力も入らないし、呼吸も深く吸えます。
毎回言わなくても、「ハーッ」とタイミングを合わせて旦那さんが吐くと、奥様も気づきます。
ではなぜ、呼吸を吐き、リラックスする時間が必要かを書きますね。
・いざ出産の時に、かなりのエネルギーが必要です。陣痛の時に、出来るだけ体力を温存するため。
・陣痛がピークの時は、胎児は骨盤にいます。「ハーッ」と息を吐き、リラックスすることで、胎児も楽になります。
奥様はNSTをつけているので、胎児の心拍数がわかります。陣痛が進むと、陣痛と同時に胎児の心拍数が下がります。やはり胎児は骨盤に挟まり、苦しいのです。(この兆候が見られると、お産が進んでいる証拠です。警報音が鳴り驚きますが、いざ危険な時は助産師や医者が来ます。安心してください。)但し、陣痛後にリラックスし、骨盤も緩めまないと、心拍数の戻りが遅くなります。母体とっても、胎児にとっても、呼吸でリラックスが大事。旦那さんが呼吸を促しましょう。
そうそう、これも書いておきますね。今回は「頑張れ」という言葉は使いませんでした。だって、頑張ってますもん。奥様も「うるさい!言われなくても、頑張ってる!」と思うかもしれません。
私が使った言葉は、「赤ちゃんと3人で頑張ろう!」です。赤ちゃんも頑張ってると感じると、奥様も気持ちが楽になるかもしれません。
さて、今回は私のケースでお話しさせていただきました。
本当に、出産はそれぞれ違います。でも、立ち会いに不安を感じる旦那さんがいたら、これを読み、少しでも力になれたら幸いです。
めぐるからだ
大渕