季節を感じる

今年も徳島から山盛りの柚子が届きました。2年前の剪定が大成功し、今年は豊作らしいです。母の代わりに妹が高枝切り鋏を駆使して狩りまくったようです。なんと頼もしい。

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という事で、今日から足湯が柚子湯になります。こういう事が本当の贅沢だと、東京に住み始めてから思うようになりました。毎年お客様にはとっても喜んでいただき、今年最初のお客様も「わぁ〜柚子だ〜〜!」と期待を裏切らないリアクションを見せてくれました。こういうサービスを提供できるのも、田舎があり、両親がいて姉妹がいるから。ありがたいなと。

早速私も柚子風呂に入り、フレッシュな柚子の香りを楽しみました。いい香り〜〜

柚子がなくなり次第終了いたします。沢山の人に贅沢を味わっていただきたいなとおもいます。

薬膳とは

月一で近所の公園で行われる「太陽のマルシェ」。
毎月楽しみにしています。
いろんな地域の旬の野菜が買えるから本当に楽しいし嬉しいマルシェ。

旬の野菜を食べることはその季節の諸症状(例えば今なら喉の乾燥や風邪のひき始め、咳など)に対応し、未然に防いでくれるという働きがあるのです。

柿は肺を潤し、咳を伴う呼吸器系の出血を止めます。
梨も肺を潤し咳を止め痰を切ります。
大根は喉の炎症を抑え、咳痰を止めます。
白ネギは身体を温め、汗や熱を発散させます。

薬膳とは、松の実やクコの実、なつめなどが入った難しい料理のイメージがありますが、それは違うのです。食材一つ一つに何かしらの効能があって、その時その季節の自分の体にあった食べ物で作った料理が薬膳なのです。

つまり、旬の野菜を食べることが薬膳だと言ってもいいくらい。だから、何も難しいことではなく、当たり前にやっていることなんだと思うのです。

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紅大根とカブと柿のなます。

風邪が流行っていますね。
食養生して、未然に防げる体にしたいですね。

本日も皆様のご来店心よりお待ちしております!

めぐるからだ

植物のチカラ

最近特に好きなプラナロムのラベンダー・アングスティフォリア。ブランドによっても種類によっても微妙に香りが違うラベンダーですがこれが一番好きです。

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プラナロムのラベンダー・アングスティフォリアはクラリセージに似た甘さのある香り。

ラベンダーと言えば、抗菌とか鎮静とかリラックスとかの効能が有名ですが、そんなレベルの精油じゃないのです。(そんなレベルという言い方はちょっと不適切ですが。)

1910年、フランス人の化学者ルネ=モーリス・ガットフォセが研究所でひどい火傷を負い、すぐに治療を受けたのだけど、壊疸となった傷にラベンダー精油を塗布したら驚くほど綺麗になったという話があります。これは、アロマセラピストが精油の勉強を始める際一番最初に知る有名なお話です。

ラベンダーには鎮静という作用の他に抗炎症や皮膚の細胞活性という素晴らしい作用があります。

実際、乳がんの患者さんの放射線治療による火傷の修復や出産時の会陰切開の傷の修復に使われ、本当に綺麗に傷がなくなっているという写真を見せていただいたことがあります。

あんな可愛い小さな紫色の花といい香りの葉っぱが人間の細胞に作用するというのだから。私達は植物に生かされていますね。

カバンの中に一本入れておきたい精油です。

植物に感謝