妊娠中から「手が曲がらない…」というお悩み

今日は、出産後のお客様からいただいたご相談の中で、同じような症状にお悩みの方の力になれたら…と思い、施術の一例をご紹介します。

妊娠中のある日、

「指が自力では曲げられない、、、。」

病院では、妊娠期のホルモン変化によって起こりやすい手根管症候群の可能性を指摘されたそうです。

妊娠中は、体の中で水分量が変化しやすく、手首まわりがむくんだり、神経の通り道が狭くなったりします。そのため、指がしびれたり、曲げづらくなることは珍しくありません。

とはいえ、レントゲンもできない時期。

「産後2ヶ月たっても変わらなければ、また来てください」と言われ、不安を抱えたまま日常の家事や育児の準備を続けてこられたそうです。

出産後、当店にいらした時も、まだ指はうまく曲がらない状態。そっと手を触れると、いくつかの部位に小さな“硬直”がありました。妊娠中や産後のお身体はとてもデリケート。無理に動かしたり、強い刺激を加えることは決してしません。

まずは、固まっている部分をやさしく、丁寧にゆるめるところから。しばらくすると硬さが少しずつほどけてきたため、手の骨の向きのクセを整えるように、ゆっくり施術を続けました。

すると――

「あ、動く…!」

お客様の指が、力を入れずとも自然に動き始めたのです。妊娠中や産後は、ご自身の体なのに「思うようにいかない」ことが増え、不安がつきものだと思います。妊娠中や産後の方にも、できるだけ負担なく、安心して受けていただけるよう心がけています。不安や違和感がある時はどうぞ遠慮なくお声がけください。

温めていきましょう。

12月になり、大掃除の季節がやってきましたね。

「油汚れは温かいうちに」と言われますが、いざ取りかかろうとすると、もう気温は冬。

冷えた油汚れは、なかなか落ちてくれません。

でも、ちょっと温めてあげるだけで

あのしぶとい汚れもスルッとゆるむ――

実は、これって人のからだも同じなんです。

気温が下がると、肩や背中、腰まわりが知らないうちにギュッと固まりがち。

そんなときこそ、まず“温める”ことが大切です。

お風呂でゆったり、温かい飲み物でひと息、首もとをふんわり守ってあげる。

それだけで、こわばりがゆるみ、呼吸がふっと軽くなっていきます。

そして、それでも残る しぶとい疲れ や 巡りの悪さ には、

“めぐるからだ”で丁寧に整えましょう。

年末のあわただしさの中でも、からだは温めるだけで変わっていきます。

「肩を下げて」と言われても、うまくいかない理由

先日いらしたお客様のお話です。

ピラティスのレッスン中、先生に

「肩が上がっていますよ。力を抜いて、肩を下げてください」

とよく指摘されるそうです。

でも実際は——

肩を下げようとすればするほど、逆に力が入ってしまう。

これ、とてもよくあります。

肩を下げること自体が“力を入れる動き”になってしまい、首や肩まわりがギュッと緊張してしまうんですね。

そこで私は、こんなお話をしました。

「肩じゃなくて、違うところを意識してみてください。

たとえば、肘を軽く下げるイメージ。

もしくは、できそうであれば、肩甲骨の下あたりをストンと下げる感覚でも大丈夫です。」

するとお客様はびっくりした様子で、

「本当ですね! 肩に力が入らないし、自然に肩が下がります!」

と笑顔に。

肩を直接どうにかしようとすると難しいのですが、少し離れた部位を意識することで、身体がスッと整うことがあります。

これは緊張がほどけ、力が抜ける“入り口”を身体が見つけてくれた証拠です。

寒くなるこの季節、知らず知らず肩に力が入りがち。

「肩の力が抜けない」「肩が上がってしまう」という方は、ぜひ 肘 や 肩甲骨の下 をそっと意識してみてくださいね。

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目の負担を減らす「20-20-20ルール」

12月に入りました。

気温が下がると、外に出るのがついおっくうになります。家の中でスマホやパソコンを見ている時間が長くなると、目はずっと近くにピントを合わせている状態です。遠くを見る機会が減ると、目の筋肉はずっと緊張したまま。肩や首のこりの原因にもなります。眼科医がすすめている、目の負担を減らす方法があります。


20分画面を見たら、6m(20フィート)くらい先を20秒見る。


「20-20-20ルール」と呼ばれています。ちょっと窓の外に視線を向けてみましょう。


シンプルだけど、キュッと縮まった目の筋肉がふっとゆるみます。遠くを見るって、冬になると意識しないとできないことかもしれません。散歩をして空や木を眺めたりしてくださいね。めぐるからだに来るのも、いいきっかけですね(笑)。冷たい空気を吸いながら歩くと、目もからだも気分もリセットされていきます。寒い季節こそ、少しだけ外の景色を眺めて、呼吸をして、からだをめぐらせてくださいね。

サッカーしているなら、やっぱり鶏むねだね!

◆築地で聞いた、ちょっと嬉しいひと言。

「子どもがサッカーしているなら、やっぱり鶏むねだね!」

先日、築地の港屋さんという鶏肉店で買い物をしていた時のこと。お店の方が、にこっと笑いながらそんな言葉をかけてくれました。なんだかその一言がとても温かくて。

“日々がんばる子どもたちを応援する気持ち” が、伝わってきたんです。

そして、その言葉はとても理にかなっています。なぜなら鶏むね肉は、スポーツをする身体にとてもやさしい食材だからです。

◆鶏むね肉は「疲れを溜めにくい」からだをつくる

鶏むね肉には イミダゾールジペプチド という成分が豊富。

これは薬膳的にも「気(エネルギー)を補い、疲れをととのえる」働きを持つとされています。

・走って疲れやすい

・次の日にだるさを持ち越す

・集中力が落ちる

そんな時、鶏むねは“からだの回復力”をそっと支えてくれます。

◆たんぱく質がしっかりとれ、筋肉づくりの味方

スポーツをする子どもはもちろん、大人にとっても“筋肉を守る・育てる” ためにたんぱく質は欠かせません。

鶏むね肉は

・高たんぱく

・低脂肪

・消化にやさしい

と三拍子そろっていて、日々の運動や生活を支えるベースづくりにぴったりです。

◆薬膳的には「肺と気を補う」=冬の元気づくりにも

薬膳では鶏肉は 「気」を補い、からだを温め、疲れを癒す食材。

特に鶏むねは、軽やかなエネルギーを身体へ届けてくれます。

冬はどうしても乾燥しやすく、体力も消耗しやすい季節。

そんな時期の“日々の元気”をつくる食材としても、とても心強い存在です。

◆築地の言葉がくれた温もり

「がんばる子には、これがいいよ」そんな気持ちのこもった一言や食材は、からだだけでなく“気持ち”まで元気にしてくれますね。寒くなる季節、無理せず、やさしく。そして、食事の力も借りながら毎日を整えていきましょう。

1円玉天気!

今日は“小春日和”のあたたかさ。

「小春」は旧暦で“春のように感じる陽気”という意味で、今の季節の穏やかさを表しています。

そして今日のような天気は “1円玉天気” と呼ばれることも。

1円玉がこれ以上くずれないように、天気も崩れない――そんな安定した晴れを指す言葉だそうです。面白いですね。空気はカラッとして気持ちいい反面、乾燥しやすい時期でもあります。

肌や喉はもちろん、体内の水分も奪われやすくなるため、こまめな補水や湯船での保湿が巡りを守ってくれます。夏を過ぎてもこまめな水分補給って大事ですね!

“めぐるからだ”では 11/23、24日ともに、まだご案内できるお時間があります。ご予約お待ちしております。

体の内側にポッと火が

ぐっと冷え込む日が増えてきて、体がギュッと縮こまりやすい季節になりましたね。寒さで動くのが億劫になってしまう今の時期こそ、少しでも体を動かして巡りをつくることが大切になってきます。

東洋では、寒い季節は気や血の巡りがゆっくりになると言われています。すると体は冷えやこりを感じやすく、疲れもたまりやすくなります。そこで役に立つのが「動養生」。難しく聞こえるかもしれませんが、“軽くでも体を動かして温める”という、とてもシンプルな養生法です。

・朝に肩をぐるぐる回す

・少し大きめの歩幅で歩く

・深呼吸をしながら背中を伸ばす

こうした簡単な動きだけでも、体の内側にポッと火が入ったようにあたたまりやすくなります。

そして、この季節に特にお伝えしたいのが 「筋肉は、動かす事でしかつかない」 ということ。

筋トレをしなきゃ…と思うと重たく感じますが、じつは難しい運動をしなくても大丈夫。筋肉は “動かした分だけ” 増えてくれる素直な存在です。逆に、動かさない時間が長いほど筋肉は減り、冷えやすさや姿勢の崩れ、疲れやすさにつながってしまいます。

だからこそ…

・昨日より5分だけ多く歩く

・テレビを見ながらつま先立ち10回

・肩をすくめてストンと落とす

・足首をゆっくり回す

・背中を伸ばしながら深く呼吸する

こんな“ちいさな動き”を積み重ねるだけで十分です。

やる気が出ない日ほど、どれかひとつだけでも試してみてくださいね。

めぐるからだの施術は、こりをほぐすだけではなく、動きやすく、力が入りやすい体 に戻していくことを大切にしています。寒さで体が固まりやすい季節だからこそ、動きやすい体づくりのお手伝いができたら嬉しいです。

今年も残りわずかになりました。どうぞあたたかく、元気にお過ごしください。

「活」という字に込められた、元気のつくり方 

「活」という字は、さんずい(水)+舌 でできています。

東洋医学では、唾液は“元気のバロメーター”とも言われ、唾液がしっかり出ている人は、からだが潤い、内側から活き活きしていると考えられています。

特に冬は寒さで血管がぎゅっと縮こまり、さらに乾燥も重なる季節。

気づかないうちに、水分が不足したり、口の中が乾きやすくなり、唾液の量も減りがちです。

でも実は、冬こそ水分補給+唾液ケアに力を入れるチャンス。

からだが潤うと、眠りやすくなり、疲れの抜け方も変わります。

今日は「活」の文字にちなみ、冬の乾燥ケア・水分補給・唾液を出す体操をご紹介します。

▼ 冬こそ “水” を意識

寒いと喉の渇きを感じにくくなるため、水分をとる量が自然と減ります。

ですが、内臓も筋肉も、潤いがあって力が出るもの。

・白湯をこまめに

・お茶はカフェイン少なめのものを

・お風呂あがりのひと口の水も大切

乾いたスポンジに水を含ませるように、身体にも少しずつ“水”を入れてあげてくださいね。

▼ 冬の乾燥ケア

・首・手首・足首など“くび”を温める

・口呼吸ではなく鼻呼吸を意識

・よく噛んで食べることで唾液を増やす

・室内の湿度は40〜60%を目安に

唾液は、胃腸の負担も減らしてくれる“天然の潤い成分”。

乾燥対策をしながら唾液も増えると、からだ全体が守られやすくなります。

▼ 唾液を出す、かんたん体操

① 舌ぐるぐる体操

・口を閉じたまま、舌で歯ぐきの外側をゆっくりなぞる

・右回り10回、左回り10回

→ 顎周りの筋肉が動き、唾液腺が刺激されます。

② ほっぺふくらませ体操

・左右のほっぺに空気を交互に移動

・ゆっくり10往復

→ 唾液腺のマッサージ+表情筋のケアにも。

どちらも短時間でできます。

お仕事の合間、テレビを見ながら、お風呂の中でもどうぞ。

▼ 冬のめぐりを良くして、活き活きと

「活」には、“水が巡り、舌(口の中)が潤えば、からだが生きる”という意味があるように感じます。

乾燥が強い冬こそ、

・水分補給

・唾液ケア

・からだの巡りを整えるケア

が大切。

ご来店を心よりお待ちしております。

ストレートネック傾向が強いお客様

最近、とても嬉しいお声をいただきました。

首や肩のこわばり、そして、むくみで通ってくださっていたお客様のお話です。初回の施術では、触れていても首まわりの張りが強く、特にストレートネック傾向のある方でした。

いつもより丁寧に首〜肩の流れを整えながら、普段は小顔矯正で使うやわらかな手技も少し取り入れてみました。施術後、「首が軽くなったみたい」と、ふわっと表情が明るくなったのが印象的でした。

その後しばらくして、

「実はくいしばりが気になっていて…」

とご相談が。そこで次回は、小顔矯正とのセットで受けていただくことに。

頭やお顔まわりの緊張をふんわりほどく手技を組み合わせながら、首肩の流れにもアプローチすると、施術後は目がぱっと開いたような、やわらかいお顔に戻っていました。

「頭が軽い!肩もスッとした!」

と嬉しそうに話してくださり、私もほっと一安心。小顔矯正は、「顔だけ」を触ると思われがちですが、実は頭や首肩とのつながりがとても深い部位。表情のこわばりやくいしばりが気になる方にも、やさしい刺激で全体を整えられる人気のメニューです。

今日は11月16日。

今日は語呂合わせで“いい色(11・16)”の日。

五行の「色」を借りて、からだがすーっと楽になるお話をお届けします。

東洋医学では、 青・赤・黄・白・黒 の五色はからだの「はたらきのバランス」を表す色として使われています。

ここでいう“臓”は、西洋医学の臓器そのものではなく、体の中のさまざまな働きのまとまり──“システム名”のようなものです。

  • 青(肝のはたらき) … 気の巡り・伸びやかさ
  • 赤(心のはたらき) … 温かさ・落ち着き
  • 黄(脾のはたらき) … 消化・回復
  • 白(肺のはたらき) … 呼吸・潤い
  • 黒(腎のはたらき) … 冷えへの強さ・土台

この五つの働きのバランスが整うと、「呼吸が楽」「肩の力が抜ける」「足先が温まる」「気分が落ち着く」など、とてもわかりやすい変化が生まれます。

そしてこの五つの働きは、経絡(けいらく) と呼ばれる

“気の通り道”を通して全身とつながっています。

疲れを感じる場所によって、どの経絡が頑張っているのかがわかりやすく現れます。

  • 頭が重い・イライラ → 青(肝) の経絡にハリ
  • 手足が冷える → 赤(心) の経絡が弱り気味
  • 食欲が落ちる・だるい → 黄(脾) の流れが滞りやすい
  • 背中が張る・呼吸が浅い → 白(肺) の経絡に緊張
  • 腰が重い・疲れが抜けない → 黒(腎) の経絡が弱っているサイン

整体やアロマで経絡に沿ってゆるめていくと、滞っていた場所がふっと軽くなって、気の流れが自然に整っていきます。

今日は“いい色の日”。

五行の五色は、あなたのからだの今の状態をそっと映す鏡のようなもの。

そんなふうにからだを見つめるきっかけになる一日です。