夏、火照りのある方への食養生

めぐるからだは休み明け。今週もよろしくお願いいたします!

4月から通っていた漢方上級薬膳スタイリストの授業が先日無事終了しました。認定証はいただいたものの、これで薬膳のプロではなくて、これからも勉強し続けないといけないと実感しています。この授業は本当に役に立つ内容ばかりで、楽しかった〜。習った事は少しづつ紹介していきたいと思います。

薬膳を習い始めて、食材の「食性」というのを毎日チェックするようになりました。食性というのは、その食材が温熱性なのか、涼寒性なのか、どちらでもない平性なのか。温熱性は「体を温め、冷えをとり、血流を促す」性質、涼寒性は「熱を下げ、体を冷やし、利水させる」性質があります。体を冷やすのは良くないイメージがありますが、火照りのある人や熱が出ている場合にはとてもいい食性なのです。体調によって使い分けながら、バランスをとっていくのです。

先日主人が作った副菜がとっても美味しくてびっくりしたのですが、食性の話のついでに紹介させてください。

「丘ひじきと塩昆布のナムル」

これ、丘ひじきを20〜30秒ボイルして冷水にとって絞ったら、ボールに入れ塩昆布少々と胡麻油、胡麻で和えただけの超簡単おかず。これが本当に美味しくてびっくり!丘ひじきのシャキシャキ感とこの味付けがとっても合っているのです。

そして、このおかずは夏にもってこいのレシピなのです。

というのも、丘ひじきの食性は「寒」、昆布も「寒」、ごまは「平性、体を潤す、皮膚を潤す」。体の熱を冷ましながら、熱で乾燥した体の内側と外側を潤してくれるおかずということになります。

ただし「寒」という食性はかなり体を冷やしますので、下痢や軟便気味の人や胃腸虚弱の方は常食、多食に注意が必要です。

是非作ってみてください♩