春の眠りと大島桜 〜春は目覚めの季節?それとも眠い季節?〜

公園の大島桜のつぼみが、ぷっくりとふくらんできました。

春がすぐそこまで来ていますね。桜のつぼみが開くように、私たちの体も冬のこわばりから目覚める季節です。でも、「春眠暁を覚えず」と言うように、なぜか眠い・・・。起きれない・・・。かと思えば、夜は妙に目が冴えて寝つきが悪い…。そんな経験はありませんか?

実は、東洋医学では春は「肝」の働きが活発になる季節と言われています。肝は、自律神経のバランスを整える大切な場所です。春はその働きが活発になりすぎて、気が高ぶり、眠りが浅くなったり、夜中に目が覚めたりすることも。

春にぐっすり眠るためのポイントこちらです!

1.夜は「ゆるめる時間」をつくりましょう!

スマホやPCのブルーライトは交感神経を刺激してしまいます。青空を見ると元気になるのと一緒なんです。目を休める時間を作るか、ブルーライトをカットしましょう。寝る前はストレッチや深呼吸でリラックスしてくださいね。肝の経絡は足の親指から内もも、お腹の横周辺にあります。脚を広げたり、上半身を横に倒したり、ぐるっと回すことをとり入れてはいかがでしょうか?また、ふくらはぎのマッサージもオススメです。気持ちよく刺激して、肝の高ぶりを鎮めましょう。

2. 朝はしっかり太陽を浴びましょう!

「春は曙」の言葉のように、春の朝は気持ちのいい時間。朝日を浴びることで体内時計がリセットされ、夜の自然な眠気につながりますよ。

3. 食べ物で「肝」の調子を整える

「酸っぱいもの」が肝の働きを助けるとされています。レモンや柑橘類、お酢を取り入れてみましょう。ただし、摂りすぎると収れん作用(体をギュッと締める働き)があるため、せっかく伸びやかになった体が縮こまる可能性があります。適量を意識してくださいね。

桜のつぼみが開くように、私たちの体も春に向けて変化しています。良い眠りをとることで、春の朝をもっと気持ちよく迎えられますよ。今夜はゆっくりリラックスして、心地よい眠りを楽しんでくださいね。

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