清らかな空

今日は二十四節気で「清明」。

清明とは万物が清らかで生き生きとした様子を表した「清浄明潔」という言葉を略した季語です。

草木は芽吹き、鳥はさえずり、万物が清らかに輝き始めます。

この言葉の通りに、今朝は空も満開の八重桜も清らかに輝いていました。天気予報では晴れではなかったので、得した気持ちになりますね。

桜は見て楽しむ物だけではありません。昔から、私たちは生活の中に取り入れてきました。桜餅の材料になったり、燻製の木材チップになったり、桜皮細工の原料になったりと。生薬でもあるんですよ。「桜皮(オウヒ)」と呼ばれる物で、ヤマザクラ又はカスミザクラの樹皮です。鎮咳去痰、解毒、排膿、ホルモンバランスを整える、ニキビなどに使われていました。

ミズメザクラは湿布の成分の一つであるサリチル酸メチルを多く含み、昔は樹皮を痛い所に貼っていたそうです。でも「サクラ」という言葉が使われていますが、樹皮が似ていた為、名前がついたそうです。桜ではありません。ただ、人間は自然とともに生きてきたんだなぁと感じますよね〜。

新型コロナウィルスに対する治療薬は、まだ確立されていません。早くこのような自然の中から、有効成分が発見され、治療薬が誕生するといいですね。そして、今日の青空みたいに清らかな気持ちになりたいです!

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