再開発と“脾臓”の話

月島・勝どきエリアのあちこちで再開発工事を見かけますね。

古い建物を壊して、新しいものを建てる。ちょっと騒がしいけれど、未来のための大切な準備です。

実は、私たちの体の中にも、同じような“再開発”をしている場所があります。

それが――脾臓(ひぞう) です。

■脾臓のしごと(西洋医学)

脾臓は左の肋骨の奥、胃の後ろあたりにある臓器。主な働きは3つあります。

  1. 古い赤血球のリサイクル

寿命を迎えた赤血球を分解し、鉄などの成分を再利用します。いらないものを壊し、新しい血を作るための準備をする――まさに体の“再開発エリア”です。

  1. 免疫の監視センター

血液中の細菌やウイルスを見つけて、リンパ球などが対応。体を守る「見回り隊」のような役割も。

3.血液の貯蔵庫

必要に応じて血液を放出し、体を支えています。

つまり脾臓は、「壊して、再利用して、守る」――とても働き者の臓器なんです。脾臓は“静かに働く臓器”なので、普段意識されにくいですが、免疫力や血の巡りと深く関係しているんですね。

体の中も、街と同じように少しずつ“再開発”されています。古いものを手放して、新しいものが生まれる。そう感じると「うるさい」と感じますが、同時にありがたみも感じますね。

さあ、深呼吸をして、古い空気を体から出して、新しい空気を体に入れましょう!そして、血液の循環をスムーズにするために、ストレッチや適度な運動をしましょう!めぐるからだは、体の巡りを応援しています!

※東洋医学での「脾」は消化の働きをする場所。食べたものを消化・吸収してエネルギーに変え、その栄養を全身に運ぶ“身体の土台”のような働きをしています。西洋医学の脾臓とは意味合いが変わってきます。

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