「病院でメニエールと診断されて…」
ふらつきがひどく、やっとの思いでご来店くださったお客様がいらっしゃいました。
めまいで真っすぐ歩くのがつらく、施術の前は少し不安げなご様子。
首や肩まわり、耳まわりの緊張をやわらげながら、めぐりを整えるように進めていきました。
施術後、「なんだか頭が軽い」「歩きやすくなったかも」と、ほっとした笑顔を見せてくださり、その日はなんと「気持ちよくて、わざと遠回りして帰っちゃいました」とのこと。

その後、再び病院を訪れた際、医師から「血行不良だからね。ほぐれればよくなるよね」と言われたそうです。
私たちのケアがお身体にとって小さなきっかけになれたのなら、何よりうれしく思います。
もちろん症状や原因は人によって異なりますが、東洋医学でも、メニエールのような「めまい」や「耳鳴り」は、気や血、水(体液)のめぐりの滞りが関係していると考えます。
からだの中の水分がうまく巡らず、内耳に余分な水が溜まりやすくなると、バランス感覚や聴覚にも影響が出やすいとされています。
また、気の巡りが乱れると、頭が重く感じたり、ふらつきやすくなることも。
耳の不調には「腎」のはたらきが深く関係すると言われています。
腎は、生命エネルギーの源とされる臓腑で、耳や骨、ホルモンバランスとも関わりがあるとされます。
年齢や疲労、睡眠不足などで腎の力が弱まると、内耳のめぐりやバランス感覚にも影響が出やすくなる…という考え方です。
施術では、首や肩をゆるめ、呼吸を深くしながら、気と水の流れを整えるように心がけています。
一度で劇的によくなるというよりも、こまめなケアや、自分のからだに耳を傾ける時間の積み重ねが大切。
「ちょっと疲れたな」
「なんとなく調子が出ないな」
そんな時にも、ふと思い出していただける場所でありたいと願っています。