アイスを食べると下痢になる方へ

こんにちは、皆さん!

「アイスを食べると下痢になってしまう。」というお客様がいたので、今日はこれについてお話しますね。

漢方では、青みがかかった紫色の舌は、血行が悪くて、冷えもある時になるとされます。しかも、胃腸の障害も疑う事例なので、急に冷たいアイスが体内に入ると、体温を維持をするホメオスタシスが働き、「早く、体外へ排出しなくては」と下痢を引き起こすのかもしれません。

生理的にみても、舌が紫色になることは、一般的には「アイスアクレーター」と呼ばれる現象です。これは、冷たいアイスクリームや飲み物を摂取した際に、舌の表面の血管が収縮して血流が一時的に減少することによって起こります。その結果、舌の表面が一時的に紫色に変色することがあります。

紫色の舌が下痢を引き起こす理由は、舌の血管が収縮することによって、消化過程に一時的な影響を及ぼすことにあります。消化過程は体内のさまざまなプロセスが連携して行われるものであり、血流の変化はそのバランスを一時的に崩すことがあります。これによって、食べ物が十分に消化されず、腸内での過程が乱れることがあり、下痢を引き起こす可能性があるのです。

まとめると、アイスを食べる前から、冷房や冷たい飲み物の過剰な摂取により、体内では「冷え」を感じていたからかもしれません。

対策法としては、冷たい飲み物の過剰な摂取は控えることです。

とはいえ、今年はとても暑いので、冷たい飲み物による、体温上昇を抑える効果も捨てがたいところもあります。

ですので、冷たい飲み物でも、一口など、少量ずつこまめに飲みましょう。

アイスも一緒です。どうしても食べたい時は、一気に食べるのではなく、少しずつ食べましょう。「ゆっくり食べていては溶けてしまう!」と心配な方は、少量のアイスを買いましょう。そして、よく噛んでから飲み込みましょう。

今日は寒い!温まる料理の魅力。

こんにちは、皆さん!今日は東京が寒い日ですね。北海道よりも気温が低いところもあるんですって!驚きです。

そんな寒い日にぴったりな、温まる料理についてお伝えしたいと思います。

□やっぱり!鍋料理。

寒い日には、心も身体も温まる鍋料理が最適です。例えば、しゃぶしゃぶやすき焼き、ちゃんこ鍋など、様々な種類の鍋が楽しめます。お肉や野菜をたっぷりと煮込みながら、温かいスープが体を温めてくれます。家族や友人とワイワイと囲んで楽しむ鍋は、心も温まります。

□煮込み料理はいかが?

煮込み料理も、寒い日にはぴったりです。シチューやポトフ、カレーなど、具材をじっくりと煮込んで作る料理は、香り高く、濃厚な味わいが特徴です。お肉や野菜が柔らかくなり、スパイスや調味料が絡み合って深い味わいに仕上がります。漢方では梅雨時期に「脾」にダメージあると言われます。「脾」とは胃腸など、食べ物の消化によりエネルギーを作る機能です。スパイスには「健胃作用」があるものが多いです。あまり辛くないカレーなどがオススメですよ。

□おかゆやお味噌汁。

梅雨時期は胃腸が冷えていることが多いです。ですので、温めることも大切です。おかゆやお味噌汁は、シンプルながら栄養豊富で、体を温めてくれる優れた料理です。おかゆにはおかずを添えて、お味噌汁には具材をたっぷりと入れて、バランスの良い食事を楽しんでください。

来週からは気温が上がる予報です。今は、本格的な夏にそなえて、体が変化している時期。まだ体の芯は冷えている状態の人は多いと思います。冷たい食べ物や飲み物の大量な摂取は控え、できるだけ、常温や温かい飲み物をこまめに摂取するようにしましょう。

嬉しい口コミ.vol 62

嬉しい口コミが沢山届いています。一部紹介させてください。

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お店の雰囲気はとてもよかったです。よもぎ蒸しは、温度もちょうどよくて、とても気持ちよくて、通いたいと思っています。体調の悪さもよく聞いてくださって、嬉しかったです。ベラベラ喋ってすみませんでした。
そして、お茶がとても美味しくて、それも、沢山出していただいて嬉しかったです。他のマッサージも興味ありです。ありがとうございました!

よもぎ蒸し+整体60分(担当:大渕)

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とっても上手な方でした!また是非お願いしたいと思います。お店もとても綺麗で静かでした。ありがとうございました。

整体30分+リフレクソロジー30分(担当:森口)

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口コミを書いて下さった皆様、本当にありがとうございました。

さてさて、この季節は梅やらっきょう、山椒、赤紫蘇に新生姜と季節の恵みが沢山。我が家も実家の徳島から大量の青梅が届きました。実は先日、徳島に帰省した時に家族みんなで収穫したもの。4歳の我が子もとっても楽しんで青梅をとっていました。とてもとてもいい体験、食育!

実家の庭先にある青梅の木。まるで葡萄のように実をつけていました。

軽トラに荷台に上がって収穫、そして実を荷台に落としていく笑

そして早速、夏の疲労回復用にシロップを作りました。

まだまだ続く家仕事。今年は絶対らっきょうを漬けたい!らっきょうの旬ってすごく短くて、後回しにしていると市場から消えています。去年もそれで出来なかった。。らっきょうは「ガイハク」という名前の生薬です。気の巡りを良くして、寒邪を取ります。また、血栓の予防にもなります。

いろいろ合間を見て仕込んでいきたいと思います!また報告します。

迎える梅雨に向けて

先日久しぶりに築地へ。梅雨を迎える前に買い足したいもの、お客様に教えてもらった切り干し大根を目当てにずっと行きたかった三栄商会さんに行ってきました。

ハトムギと緑豆、初めましての青大豆といつもの黒米、そして切り干し大根。この切り干し大根、戻さないで食べられる甘〜い甘ーい切り干し大根。入荷してもすぐに売り切れる人気商品らしいのです。

梨大根という品種の大根で作った切り干し大根で、その名の通り梨のような甘さが特徴の大根、通常糖度5度を超えた7度の甘み!そのまま生野菜の上にかけてサラダのように食べられるんです。切り干し大根特有の臭み全く無し!すごく美味しいです。三栄さんに行くとおすすめの食べ方を教えてくれるので皆様も是非。4歳の息子も「美味しい!」と。いいですね〜

そして、初めて買った青大豆。早速戻してボイルしてみると枝豆のようで美味しい!沢山ボイルしておいて、豆ご飯やチキンナゲットの具、サラダにして食べました。半分は小分けにして冷凍。

さて、これから迎える梅雨に向けて胃腸を整えておかなければいけないです。なぜなら胃腸は「湿っけ」が大嫌い。気温があがってきたからといって水分をガブガブ飲んだり、冷たいものを飲食したりしていると胃腸が大きくダメージ。食事面では利水や化痰の食材を取りつつ、健脾(胃腸の働きを正常に整える)の食材も意識して取り入れていくのがいいかなと思います。

そんな両方の働きを兼ね備えているのが豆類!タンパク質豊富というだけではない、豆類ってとっても優秀なんです。詳しくはまた次回、細かく紹介したいと思います。

おすすめの酒粕

先日、お客様に「おいしいよ!やっぱ普通の酒粕とは全然違う」と教えていただいた八海山の酒粕。米どころ新潟県魚沼の清酒、八海山の酒粕。しっかり酒の風味が残っていて美味しい!そして柔らかくて使いやすい。※結構アルコール感じるのでお子様や妊婦さんはご注意です。

酒粕といえば、体が温まるので有名。薬膳的にはお腹を温める働きがあります。また、消化吸収を助けて気を生み出す働きがあります。なので、食べたものを気(エネルギー)に変える力が弱い人にはおすすめです。

まだまだ寒い日が続いていますので、油断せず温飲温食を心がけてくださいね。

気血の巡りに玫瑰花(まいかいか)

1人で出かけると、出先でいろんな生薬を買ってくる大渕先生。先日も当帰や黄耆(オウギ)、党参(とうじん)、金針菜などどっさり買って帰ってきました。私がリクエストしたのは玫瑰花(まいかいか)↓↓↓

漢方では理気薬(気を巡らせる)に分類され、主にお茶やお菓子に使われます。見ての通り花の蕾ですが、これはバラ科のハマナスの花の蕾を乾燥させたものです。

ストレスが溜まって胸腹部が張ったり、食欲不振だったり、生理不順がある時にいい生薬。また、血を巡らし痛みをとるので、頭痛や胃痛、生理痛にも良いです。私はどの症状もないのですが、漢方で習ったものの味わったことがないのでリクエストしてみました。※玫瑰花は妊婦さんは禁忌です。

大渕先生が買ってきたそのほかの生薬、党参(とうじん)と金針菜(きんしんさい)は我が家ではよく食卓に登場する生薬で、比較的使いやすいのでまた機会があればレシピやメニューを紹介したいなと思います。

新潟産、じいちゃんの作ったカリフラワー!

少し前に新潟に帰省してきました。まだまだ暖かく感じる東京とは違い、もうダウンジャケット必須の新潟。すでに紅葉も終わりかけ、でも綺麗なところもあって最高でした。

おじいちゃんの畑では冬野菜が沢山収穫期を迎えていて、息子がとっても楽しそうに大根を引き抜いていました。いい経験ができて私たちも嬉しい!

子供の顔よりも大きな綺麗なカリフラワー!図々しく2株いただき、東京へお持ち帰り。

カリフラワーの性味は「平/甘辛」、健脾・補腎・和胃。胃の働きを正常に整える働きがあります。胃の調子が悪い方、食欲不振の方、胃腸のエネルギーが足りない方におすすめの食材。こういう方には、柔らかく煮込んで食べる調理法をお勧めします。

そしてこのブログでも何度も言っている「補腎(ほじん)」、補腎の食材です。腎のエネルギーは補充し続けなければいけません。私たちも40を過ぎてから特に補腎食材を積極的に取り入れて、というか毎食摂るように心がけています。食養生というのは積み重ねですから。

ところでこのでっかいカリフラワー、どうやって食べたかというと、我が家はみんな胃腸の調子がいいので今回はチーズフリットに!衣に粉チーズとパセリを混ぜて揚げるだけ。(胃腸の調子が悪い人は、揚げるという調理方法は✖︎)あと、ツナときゅうりとカリフラワーでサラダに、大豆と豚肉とカリフラワーでチリコンカン風に。あとはポタージュ

それでもまだまだあるカリフラワー。いろんな料理にして旬のお野菜を、じいちゃんが作ったお野菜を味わいたいと思います。

寒くなったらシナモン入りのスープ♩

ぐっと寒くなってきましたね〜。いきなり冬が来たような感じ。最近急に寒くなったので夕飯も温まるメニューばかりです。昨夜は「スペアリブと蓮根のスープ」を作りました。秋冬のスープにはシナモン(パウダーではなくシナモンスティック)を隠し味に加えるのが我が家の定番です。味に深味が出て、それでいてとっても体が温まります。

温める作用が生姜以上と言われる「シナモン」。性味は『熱/甘辛』でかなり体を温めます。指先の毛細血管の血行まで良くするので、冬になるとしもやけができるという人にはおすすめです。※ただし妊婦さんは控えた方がいいです。

ちなみに生姜も体を温めるのですが、生姜の温め作用は「散寒(さんかん)」で、字の如く「寒さを散らす」、例えば風邪のひきはじめのゾクゾクする寒気や、冷たい外気にさらされて体の表面が冷える時にその寒気をとり”温める”という感じ。

このスープ、味付けは塩だけなのに豚から出る出汁とシナモンのおかげでとっても濃厚でコクのあるスープになります。蓮根は半分すりおろしで入れることで自然なとろみが出ていい感じ。

豚肉は気血を補い、補腎します。4つ前のブログにも書いた『腎』。冬は特に腎のエネルギーを失いやすいので、補腎は大切です。そして、これからの乾燥の季節に積極的にとりたい蓮根。肺を潤し、さらに胃を元気にします。蓮根のかわりに大根でもよさそう。痰が絡んだ咳をしている人は蓮根より大根の方がおすすめ。大根は炎症をしずめて痰をとります。

簡単でおいしく、温まるスープ、ぜひ作ってみてください!

乳酸発酵の「阿波番茶」

いつのまにか8月も後半、なんだかもう秋の空気を感じますね。36度超えの毎日を「暑い!暑い!」と言いながら過ごしてきましたが、終わってしまうとなると「え?もう終わり!?」なんてさみしくなります。まだまだプール遊びもしたいし、花火はしてないし、素麺もスイカも2回くらいしか食べてないし。

今日は「処暑(しょしょ)」。大渕先生はこの二十四節季をとても大事にしていて、カレンダーに必ず書いています。そうやって季節の移り変わりを感じ、それに伴い養生も一度見直すようにしているのです。

処暑とは、「厳しい暑さも峠を越えましたよ〜、暑さも和らいで過ごしやすくなりますよ〜、台風の季節の到来ですよ〜、備えてくださいね〜」の季節です。

先日実家の徳島から「阿波番茶」が届きました。とても珍しい乳酸発酵のお茶です。小さい頃は冷蔵庫に必ずあってガブガブ飲んでいました。今となっては、高級なお茶になってしまいましたが、ありがたいことに定期的に送ってくれます。阿波番茶の中でも、那賀町(旧相生町)の相生番茶は希少価値が高いそうです。そんな相生番茶を、期間限定で茶葉がなくなるまでのお出しいたしますね。

そろそろ、カラダも秋の準備です。秋の乾燥に備えて潤して、その先の冬に備えて温めていきましょう。

山梨からのお届け物!

先日友人から届いたピッカピカの桃!!!!

山梨、中西農園さんの「一宮水密(いちのみやすいみつ)」という品種らしいです。皮まで食べられるそうで、瑞々しく、とっても甘くて美味しい!!!

桃といえば、果物の中でも数少ない「温性」食材。さくらんぼとライチも温性、からだを温めます。そしてたっぷり水分を含んでいる桃は、私たちの体も潤してくれます。喉の渇きや夏バテに適している果物。気血を補ってくれます。

残りあと2つ。味わって食べたいと思います。