銀杏の季節

息子を公園で遊ばせていると、銀杏がなっているのに気づきました。

暑い日が続いていますが、秋が近づいて来てますね。

ふと、銀杏って英語でなんというんだろうと思い調べると、「ginkgo nuts」らしいです。あぁ、ナッツなんですね。勉強になりました。(生薬名は白果『はっか』、止咳薬として使われます)

ナッツと思うと、ついつい食べ過ぎてしまいますが、小児は気をつけましょう。「銀杏は歳の数以上食べてはいけない。」と言われますが、食べ過ぎると嘔吐や痙攣など、中毒症状が出ることがあります。小さいお子様をお持ちの方は気をつけましょう。日本中毒情報センターでは5歳以下の小児が5〜6個で痙攣が出たという例があったそうです。5歳以下は食べさせないようにしたほうがいいとも言っています。大人もですよ。食べ過ぎないでくださいね。食糧難だった戦時中は大人も銀杏中毒症状が見受けられたとされています。何十個も食べない方がいいと思われます。

最初に中毒の事を書いたので、怖いイメージを持たせたら申し訳ございません。

銀杏は去痰作用、肺を潤し喘息を鎮める。頻尿を防ぐ。肩こりやイライラ解消などが期待できるとされています。

イチゴもそう。美味しいし、ビタミンCが豊富なので、ついつい食べ過ぎに。健康のためにと100個とか食べると、トイレに行きたくなるだけでなく、腹痛や下痢も引き起こす可能性があります。

程よく食べた方が、健康にもいいですよ。

夏、火照りのある方への食養生

めぐるからだは休み明け。今週もよろしくお願いいたします!

4月から通っていた漢方上級薬膳スタイリストの授業が先日無事終了しました。認定証はいただいたものの、これで薬膳のプロではなくて、これからも勉強し続けないといけないと実感しています。この授業は本当に役に立つ内容ばかりで、楽しかった〜。習った事は少しづつ紹介していきたいと思います。

薬膳を習い始めて、食材の「食性」というのを毎日チェックするようになりました。食性というのは、その食材が温熱性なのか、涼寒性なのか、どちらでもない平性なのか。温熱性は「体を温め、冷えをとり、血流を促す」性質、涼寒性は「熱を下げ、体を冷やし、利水させる」性質があります。体を冷やすのは良くないイメージがありますが、火照りのある人や熱が出ている場合にはとてもいい食性なのです。体調によって使い分けながら、バランスをとっていくのです。

先日主人が作った副菜がとっても美味しくてびっくりしたのですが、食性の話のついでに紹介させてください。

「丘ひじきと塩昆布のナムル」

これ、丘ひじきを20〜30秒ボイルして冷水にとって絞ったら、ボールに入れ塩昆布少々と胡麻油、胡麻で和えただけの超簡単おかず。これが本当に美味しくてびっくり!丘ひじきのシャキシャキ感とこの味付けがとっても合っているのです。

そして、このおかずは夏にもってこいのレシピなのです。

というのも、丘ひじきの食性は「寒」、昆布も「寒」、ごまは「平性、体を潤す、皮膚を潤す」。体の熱を冷ましながら、熱で乾燥した体の内側と外側を潤してくれるおかずということになります。

ただし「寒」という食性はかなり体を冷やしますので、下痢や軟便気味の人や胃腸虚弱の方は常食、多食に注意が必要です。

是非作ってみてください♩

すもも♡

先日小豆島の友人から届いたピッカピカの季(すもも)。初夏の味!今年は豊作らしく、我が家もお裾分けしてもらいました♩スーパーで売っててもまず買わないスモモ。こんなに美味しかったのねーっと感動しました。

2〜3個そのままかぶりつき、あとは全部ジャムに!とってもツヤツヤ、綺麗な色のジャムが出来ましたよ。そして、お・い・し・い !子供が寝ている間に、ジャム作り。のんびりと自分の好きなことができる至福の時間でした♩すもものクエン酸は肝機能を高め、中医学では血の巡りを良くし精神安定にもよいとされています。そしてこの鮮やかな赤はアントシアニン。

本日もお待ちしていますね!

子供の清熱にスイカジュース!

暑い!この間の日曜日は最高に暑かった!大渕の予約で満枠でしたので、先日の日曜は私が子供と一日一緒に過ごしました。朝の8:30から公園遊び、1時間後保育園のお友達も合流して昼過ぎまでお外遊び、お昼ご飯とお昼寝を挟んでまたまたお外遊び。。。ほんとに元気。。。

炎天下ずっと外にいて、日焼けもしたし、とにかく火照りがおさまらない!お昼ご飯で一度お家に帰った時に即効でスイカジュースを作りました!

スイカは「天然の白虎湯」といわれ、喉の渇きや火照りを冷ましてくれます。もちろんそのまま食べても同じ働きをするのですが、スイカの皮(緑のところ)と赤い身の間の白い部分が最も「清熱」の働きが強く、生薬としても使われる部分なので、そこは加えたい。食べるのは少々酸っぱいので、ジュースとして混ぜ込めば気にせずたべられます!そして、塩(自然塩)をひとつまみ加えること!汗で失われるナトリウムの補給にもなります。

子供だけじゃなく、大人もね!

ただし、胃腸が冷えている人は注意ですよ。スイカは冷やす力が強いので、軟便になる可能性があります。

それにしても、6月なのにこの暑さ。。真夏の外遊びはどうしましょう。。

酸甘化陰の赤紫蘇ジュース

土曜、日曜と沢山のお客様にご来店いただきました。本当にありがとうございました♩嬉しい口コミもいただき、ありがとうございます。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

凝っている箇所を的確にほぐしてくださり、終わったあとは体が軽くなりました!
強めのマッサージが好きな自分にはぴったりでした。
これからは意識して背筋を伸ばしてみます。ありがとうございました!

整体70分+リフレクソロジー30分+ヘッドリフレ20分(担当:森口)

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

先日のお休みに買った大量の赤紫蘇。6〜7月が旬の季節の恵みです。この時期を逃すと手に入らないお野菜。今回買った長野磐田市の赤紫蘇は、出始めると行列するほど人気の農家さんのものらしく、そんなこと言われると欲しくてたまらなくなる性格なもんで。。早速赤紫蘇ジュースを作りました♩綺麗な赤紫蘇!

効能はあえて言わなくてもいいかな。ネットで色々情報出てきますもんね。

この甘酸っぱい飲み物、「酸甘化陰」と言って、字の通り「酸っぱくて甘いものは陰にかわる(化ける)」つまり「酸味と甘味との組み合わせは体に潤いをもたらす」という意味です。これは夏から秋にかけての食養生の基本です。暑さで喉が渇く夏や乾燥で身体が渇く秋は、酸味と甘味の組み合わせを意識して摂るといいですよ。

例えば、酢の物や蜂蜜レモンなど。酢飯もいいですね。フルーツビネガーや梅シロップも。我が家も仕込んだ赤紫蘇ジュースで疲労回復と潤いの補給!

今週もどうぞ宜しくお願いします

上級薬膳スタイリストに向けて

2月に漢方スタイリストという称号を取得してから、漢方の知識がとても役に立っている事を実感します。私自身、毎日舌の状態をチェックしているし、子供や旦那様の健康状態も分析するクセがついています。舌を毎日観察していると、本当に定期的に変化しています。

少し前、夜寝つきはいいものの夜中に目覚め、そこからぐっすり眠れない、手足がやたら火照る、夜中に何度もトイレに行くなどの症状があり、その時は舌が少し黄色くなっていました。この舌が黄色いというのは熱症状の表れで、そういえば火照りの症状あるなと。他の症状もじっくり観察し、自分で「陰液不足」だと分析し、それに合った漢方薬を飲むと少しずつ症状が治まってきました。症状が治ると、舌の色も正常に戻っていました。(詳しくはまたいつか)

この仕事をしていく上で、食のアドバイスは欠かせません。私自身、以前は料理人だったということもあり料理をする事は苦ではないし、食材の薬効を学ぶことはとても楽しくて、自然と日々の食事に薬膳を取り入れてきました。本を沢山読んだり、セミナーなどに参加して色々知識を深めてきたと思っています。

でも、より本格的に薬膳を学びにスクールに通う予定です。とても楽しみにしています。今後のお客様への対応により深みが出ますように、皆様のお役に立てる知識を修得したいとおもいます。

お腹の冷えに梅干し

2月スタート。緊急事態宣言が延長されそうです。それに伴い、引き続き最終受付を19:00時とさせていただきます。ご迷惑おかけしますが、どうぞご理解の程よろしくお願いいたします。

土日は沢山のお客様にご来店いただきました。本当にありがとうございました。3ヶ月の赤ちゃんを連れて久しぶりに勝どきまで来てくださったお客様、マタニティのお客様、毎週よもぎ蒸しでリフレッシュしにきてくれるお客様etc、皆様のお元気そうなお顔を拝見できてとても嬉しかったです。

先日あるお客様が「お腹が冷えているんです」というのでお勧めした梅番茶。お腹を温めてくれる梅干しと胃腸の働きを助けてくれる番茶。番茶の中でも、天日干しして3年寝かした三年番茶(カフェインがほぼないので小さなお子様も飲める!)がお勧め。番茶は昔から整腸の薬用として活躍してきました。

ここに生姜のおろし汁を少し加えると「梅しょう番茶」となり、体がぽかぽか、さらに醤油を小さじ1程度加えると「梅醤番茶」となり胃腸風邪や下痢の時にとても良いです。梅は殺菌効果が強いので、普段から予防に梅醤番茶を飲むのは養生としていいと思います。蜂蜜梅やかつお梅ではなく昔ながらの酸っぱいしょっぱい梅で!

黒豆

おせちで余り気味な黒豆。買わない人もいるみたい。でも、我が子は大好物!「くろまめ〜。」と言いながら、バクバク食べます。おせちで準備した黒豆は、ほとんど子供が食べました^^;

この写真は、別日に購入した黒豆の甘納豆。これ美味しいですよ。

今回も食べる手が止まらず、あっという間に減っていきました。

この甘納豆は築地の山本商店で購入しました。もし、築地場外市場に行った時は購入してはいかがでしょうか。

山本商店のホームページはこちら。https://www.tsukiji.or.jp/shoplist/cat-e/cat-24/156/

お取り寄せもできるみたいです。https://tkjm.jp/tsukijijougai/store93/lineup/

薬膳などの話をしますね。

中国の書物の「本草綱目」では、妊娠中の腰痛に処方されていたと記されています。

漢方では、補腎、活血、利水、解毒などの効能があるとされています。

ですので、貧血やむくみでお悩みの方にオススメです。

あと、妊娠中だけでなく、冬期の腰痛にもオススメ。寒いと漢方で「腎」にあたるものがダメージを受けやすいとされています。そして、「腎」が弱まると腰痛が起きやすいとされています。

補足すると、「腎」が弱まると、生命力や免疫力、自然治癒力が低下したり、精力の減退や健忘、耳鳴りや骨や歯がもろくなると言われています。

太陽光の強さも関係はあるとは思いますが、冬にあると元気がなくなったり、風邪を引きやすくなるのは「腎」パワーが弱まっているからかもしれません。ですので、「腎」を補う食材はこの時期オススメです。

補腎の食材は黒豆のほかには、クルミや黒キクラゲ、ひじきなど海藻類、山芋、黒ゴマなど。気になったら調べてみてくださいね。

21(木)以降は暖かくなる予報。でも、まだ1月。寒い日はやってきます。服装やお風呂などで身体を温めるのと、いつもの食事に補腎の食材を加えて、冬養生をしましょう。

みかんってすごい。

みかん美味しいですよね!うちの子も大好物。まだ食べるの?と思うぐらいおかわりをします。

みかんにはビタミンCやクエン酸、ヘスペリジンなどは含まれ、風邪予防や疲労回復、血管を強くする作用が知られています。

さらに、βークリプトキサンチンが免疫力アップでガン予防、骨を作る働きを促進するので、骨粗鬆症にいいとも言われています。

漢方でも陳皮(温州みかんの果皮を乾燥したもの)として、鎮咳、鎮吐、芳香性健胃、駆風作用があります。

江戸時代などは軒先にみかんの皮を吊るして、民間薬として、庶民の暮らしには必需品とされていていたようです。

みかんってすごいですよね!

そうだ!以前、みかんの皮をお風呂に入れるという人がいると聞いたことがあります。身体が温まるそうですよ。

当店でも柑橘類の精油を取り扱っていますが、血行促進や加温作用があるのが多いです。アロマオイルトリートメントの際、柑橘類の精油もブレンドしてはいかがでしょうか。

今朝は今シーズン一番の冷え込みになったそうですね。風邪など引かないようにご自愛くださいませ。

秋の味覚

先日お客様からいただいた梨とブルーベリー♩瑞々しくて、とっても美味しかった!!

秋の味覚、梨。薬膳的効能は
「肺を潤し、咳を止め痰を切る」
乾燥した空気を取り込む肺は、これからの季節にどうしても害を受けやすくなります。梨はそんな肺に潤いを与えてくれる食材。

台風が近づいていますね。東京も天気が悪そうです。本日ご予約のお客様はお気をつけてお越し下さい。本日12:30〜(90分までのコース)に空きがございます。