こんにちは。めぐるからだです。
今年の夏は暑いですね。35℃以上になる時もあります。天気予報を見ても、高温の日が続くのでいつも以上に体の事を考えないと、調子を崩してしまいそうです。ということで、今回は夏の養生について書きますね。
■冷やす
体にほてりを感じる時のオススメは、夏野菜。身体の余分な熱を冷ましてくれます。
ゴーヤみたいに苦い味は、暑い時にダメージを受けやすい「心」も助けます。
※室内にいることが多く、冷房が効きすぎて寒さを感じる方は「散寒」作用がある、しそ、ショウガ、ねぎ、山椒などを取り入れてくださいね。
■潤いを与える。
こまめに水分摂取をしましょう。のどを乾いてから飲むのではなく、できれば、外出時は15~30分おきに、室内では1時間おきに少量づつ飲みましょう。1回の摂取では200~250ml程度しか水分を吸収しないと言われています。一度に大量摂取すると胃腸に負担をかけますし、食欲が減退します。
あと、漢方には「酸甘化陰(さんかんかいん)」という言葉があります。「酸味と甘味を一緒に食べると「陰」と化す」。「陰」というのは「陰液」の事で、漢方でいう「血」と「水」の事。酸味と甘みを一緒に摂ると陰液を生じさせ、体を潤すという意味となります。汗で失ったうるおいを補います。酸味と甘味が一緒になった果物がオススメです。キウイとか、ブドウとか、レモンと蜂蜜の組み合わせとか。
■できれば昼寝をする。
暑く、汗が大量に出た時は「気」が大量に消費します。体で感じる以上に疲労感が出ます。昼寝ができる環境であればしましょう。できなくも、お昼休憩時に1分程度、目をつむるなどしてください。
■できれば朝に酸っぱい物を食べる。
「酸味」には収斂作用があります。汗の出すぎを抑え、「気」の大量消費を抑えます。
中国では、「酸梅湯」というのを夏になると飲まれます。甘酸っぱい味で汗の出すぎを抑え、体に潤いを与えます。日本にも「しそジュース」がありますね。暑くなると飲みたくなります。体が欲しているからでしょうか。暑すぎる夏を「梅」のパワーで乗り切りたいと思います。