「こまめ」ってどのくらい飲めばいいの?

本日、東京では熱中症警戒アラートが出ていますね。
こまめに水分を摂取しましょう。

ところで、「こまめ」って何?。
漢字では「小忠実」と書きます。ますますどうすればいいのかわからなくなります。

では、今回は理想の「こまめ」を書きますね。

1回の水分補給で、体内に吸収できる水分量は200~250mlという情報があります。これはコップ一杯分ぐらいです。意外とすくないですよね。一気に500mlのペットボトルを飲み干しても、全てが体内に吸収できているかは定かではないのです。

東洋医学では一日の水分摂取量は1~1.5lが適量とされます。
一日を考えてみます。朝6時起床、夜9時就寝とします。活動時間は15時間。2時間おきにコップ1杯摂取すると、およそ1.5lになります。コップの半分(100ml)にすると1時間おきになります。

これが計算上の「こまめに水分を摂る」です。
ただし、運動量や気温などで、汗などによる体外へ出る水分量が、刻々と変化します。

今年の夏は暑く、猛暑日になることもあります。汗が大量に出てしまいます。外出時や運動時には、喉が渇く前に、15〜30分毎に1口飲むなど、少量ずつ回数を増やし水分を摂りましょう。
そして、食事前の大量摂取は食欲が減少します。食事の前は少し控えた方が、食べる量が増え、エネルギー摂取ができますよ。

※こちらの文章はホットペッパービューティーでお客様の送信したメルマガの内容に補足した文章を記載しました。

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暑い!クーリングと熱中症予防。

今日はとにかく暑い!熱中症が怖いですね。


今回のブログではクーリングをお伝えします。

熱中症を予防するためには、水分補給、塩分補給。そして、体を冷やすことが非常に
重要です。

熱中症、または火照った体を冷やすための方法、クーリングを紹介します。



クーリングとは、冷罨法ともいいます。

寒冷刺激を皮膚表面に与えることにより、血管・循環器系、筋肉・神経系に作用し、
急性疼痛の緩和、急性炎症の緩和、止血などの効果が期待できるので、捻挫などのケ
ガなどに使われます。

熱の放散の作用もあるので、熱中症などにも効果があるかもしれませんが、皮膚から
の寒冷刺激で短時間で体温が下がるかわからない部分もあります。熱中症になり、具
合が悪い場合は早急に病院へ行きましょう。それまでの応急処置や熱中症予防におい
てクーリングは考えた方がいいようです。

冷やす部分は後頭部、鼠径部、腋窩、頸部など大きな動脈のある部位。または背部と
いった体幹付近を冷やします。できれば氷嚢など、すぐに温度が上昇しないものがい
いですが、コンビニや自動販売機で購入したての冷たいペットボトルでも代用できま
す。予防には首に冷やしたタオルや濡れたタオルを巻くと熱中症のリスクは減りま
す。

最近では、体温を調整するAVA血管という特殊な血管がある、手掌(手のひら)を冷
やすと深部体温が下がるといわれてきています。暑い時は冷たいペットボトルを持つ
のもいいですね。

今回はクーリングについて書きましたが、熱中症は水分補給や塩分補給が大事です。
そして、忘れがちなのはいい睡眠をすること。できるだけ疲れを翌日に持ち越さない
ように、お風呂などしっかりと入り、疲労回復と自律神経を安定させてくださいね。