熱中症かな?尿の色をチェックしてみる。

夏は楽しいイベントがたくさんあります。しかし、気温の上昇と湿度の増加により熱中症のリスクが高まります。8月も終盤に入り、涼しくなるのかなと思っていましたが、気象庁が「高温に関する全般気象情報」を発表しました。まだまだ危険な気温ですね。

水分は摂取していても、「もしかして熱中症なのかも?」と不安に思う時があります。厚生労働省のホームページで「尿の色で脱水症状チェック」を掲載しております。今回のブログは、こちらを紹介致します。

https://anzeninfo.mhlw.go.jp/anzenproject/concour/2015/sakuhin5/n006.html

まず、熱中症とは、高温多湿の環境下で体温調節が上手くいかないために起こる状態です。主な症状にはめまい、吐き気、頭痛、けいれん、意識障害などが含まれます。熱中症にならないためには、こまめな水分摂取や適切な休息、涼しい場所での過ごし方が必要です。

次に尿の色のチェックについてお伝えします。

尿の色は、体内の水分バランスや健康状態を反映する重要な指標です。暑い季節には特に、尿の色の変化に注意を払うことが重要です。

■透明、ほぼ透明:問題なし。普段通りの水分を取りましょう。

■薄い黄色:問題なし。コップ1杯の水分を取りましょう。

■濃い黄色:1時間以内に250mlの水分を取りましょう。屋外あるいは発汗しているときは500mlの水分を取りましょう。

■茶色:今すぐ250mlの水分を取りましょう。屋外あるいは発汗していれば、500mlの水分を取りましょう。

■濃い茶色:今すぐ1000mlの水分を取りましょう。赤・茶色が混ざっていたらすぐに病院へ行きましょう。

今回は知ってもらいたいので「厚生労働省『あんぜんプロジェクト』平成27年度『見える』安全活動コンクール」の内容をお伝えしました。

ただ、あくまでわかりやすくした指標です。透明な尿の場合は過剰な水分摂取があり、必要なミネラルや電解質も失われている可能性もあります。漢方では、体が冷えているとみなすこともあります。なので、私見ですが、薄い黄色がベストな状態だと考えます。

熱中症を予防するためには、以下のコツが役立ちます。

□こまめな水分摂取:とくに気温が35℃を超えるような時に外出しなければならないときは15分おきぐらいに1口は飲んでおいた方がいいでしょう。

□適切な服装: 薄着で通気性の良い服装を選びましょう。特に腕が出ていると皮膚の表面積が増え、放熱に役立ちます。あどは、帽子や日焼け止めを利用して直射日光を避けましょう。

□適度な休息: 長時間の屋外活動の後は、涼しい場所でしっかり休息を取りましょう。

□塩分の摂取: 発汗によって失われる塩分を補うため、塩分を含む食品を摂ることも大切です。

夏の暑い日には、熱中症と体内の水分バランスに注意を払いましょう。尿の色をチェックをすると、自分の健康状態を確認できます。適切な予防策を取ることで、楽しい夏を安全に過ごすことができます。必要に応じて医師の指導を仰ぎましょうね。