11月に入り、ますます寒くなって来ましたね。風邪などひいていませんか?
「体を温めなくては!」と心がけている方も多いと思います。そんな時、ふと食べたくなるのは「生姜」ですよね。
漢方薬の半数が、生姜を原料とした生薬が使用されるほど、身近であり、昔から親しまれた食材です。
生姜は豆腐の薬味などで使われる「生」と、鍋などで「加熱された」ものものと体への作用が変化します。
生姜の辛味成分「ジンゲロール」。これが加熱させると「ショウガオール」に変化します。
「ジンゲロール」は殺菌作用や健胃作用。「ショウガオール」になると体を温める作用が強くなります。
お寿司に出てくる「ガリ」は食あたり予防に期待。でも、体を温めたい時は加熱をした方がオススメです。
どうしてこの内容を書こうとしたかというと、「体を温めるため、チューブのショウガを冷奴にたくさんかけてます!」とあるお客様を言っていたんです。
冷奴自体が冷たい食べ物なうえ、生のショウガなので、温めた方が効果的ですよとアドバイスをした時、驚いている様子でした。
生姜は奥深く、鎮痛作用や鎮咳、抗炎作用、血管拡張作用、吐き気止めなど、様々な効用が報告されています。
普段の食事から生姜を取り入れましょう!