「幻のお茶」阿波番茶で若々しく?

先日テレビで、若返りをテーマにした特集を見ました。

世界中から研究者が集まり、まるでトーナメントのように成果を競い合う国際コンテスト。

日本人研究者が準決勝まで進んでいて、ワクワクしながら見入ってしまいました。

その研究者のひとりが「若返りにいい」として紹介していたのが、阿波番茶(阿波晩茶)でした!

● 阿波番茶ってどんなお茶?

阿波番茶(あわばんちゃ)は、徳島県の山間部で伝統的に作られてきた、全国でも非常に珍しい「後発酵茶」です。

最大の特徴は、その製法。

摘み取った茶葉をまず「釜茹で」してから、漬物のように樽に詰めて乳酸発酵させるんです。

この漬け物みたいな乳酸菌発酵によって、独特のまろやかな酸味と香ばしさが生まれます。

発酵が終わったあとは、天日でしっかり乾燥。

丁寧な手仕事を経て、ようやく阿波番茶が完成します。

阿波番茶は、ふわっと広がる酸味と、ほのかに燻したような香りが特徴です。

好き嫌いはあるのですが、好きな人はどハマりすると思います。アイスでもホットでも楽しめ。徳島では昔から多く飲まれていました。

● 空海ゆかり? 深い歴史

阿波番茶はかなり歴史が古く、弘法大師・空海が茶が生育しているのを見て、この製法を伝えたとされています。(諸説あり。)

長い歴史はある伝統的お茶ですが、現在では作り手が高齢化しており、生産量はごくわずか。

「幻のお茶」とも呼ばれる理由は、そこにあります。

● TV効果でランキング1位に!

放送を見た翌日、楽天市場をのぞいてみると……、なんと阿波番茶が急上昇して1位に!

まさにテレビの力ってすごいですね。

次の帰省で徳島に行ったときに買おうと思っていたのに、売り切れていたらどうしよう……と少し心配になりました(笑)

以前、めぐるからだでも阿波番茶を施術の後のお茶として出していました。心もほっと緩ませてくれるようなお茶で、好評だったんですよ。

でも、糖尿病にいいなど、たびたびTVに出てくるし、生産量も少なくなっているので価格が高騰。多くは買ってきませんでした。

今回若返りと聞くと、やっぱり興味がわきますね。今度、徳島で見つけられたらまたレポートしますね!