換気をすると気持ちがいい。

ずっと家にいると息苦しい。外に出ると気持ちがいいという経験ありますよね!

定休日、公園にいたのですが、深呼吸をしながら、青い空に向けて思いっきり背伸びをすると清々しく感じました。

さて、今回のブログは「換気」について書きます。

家にいて、息苦しさを感じる一つの原因は二酸化炭素濃度。(今回は外に出たい気持ちを抑えたためのストレスに関しては除く。)

日本では建築物において、二酸化炭素濃度は1000ppm以下(0.1%以下)になるように基準が定められています。(沢山の人が集まる教育施設には別の基準があります。)

では、この濃度の変化でどのような危険性があるかを書きます。

・30000〜40000ppm(3〜4%)を超えると頭痛、めまい、吐き気。

・70000ppm(7%)を超えると意識を失うこともある。

大気中での 二酸化炭素濃度は約0.04%。室内で換気をしていかないと濃度が高まっていく可能性があります。これについて、もう少し掘り下げていきます。

体格、運動強度により変化しますが、人間は1回の呼吸量は0.5ℓ。体外で出す二酸化炭素濃度は約4.5%になります。ですので、密閉した空間では、換気をして新鮮な酸素を取り入れないと、二酸化炭素濃度は高まります。

例えば、6畳という空間(3.12m×3.12m×2.5m)がおおよそ24㎥。空気量として考えると24000ℓ。成人で毎分12〜20回呼吸をするので、1時間で360〜600ℓの呼吸をします。24000ℓをこの600ℓで割ると40時間となります。2日間という時間が経つ前に、吐いた息で充満していることになります。ということは、二酸化炭素濃度は吐き気レベルになっているのかも。

ただ、これは密閉した空間での話。トイレなどの部屋の出入りがあるし、ドアや窓の隙間があるので、この数値にはならないです。

でも、この計算は人間1人での計算です。夫婦だったり、子供がいたりと、複数人が部屋にいるとすると、数値は倍増します。

二酸化炭素濃度1000ppmを超えると集中力が減少し、脳のパフォーマンスがさがる研究もあります。

空気清浄機は微細なホコリなどは除去してくれますが、新鮮な酸素は供給しません。やはり、窓を開け、換気をして、新鮮な空気を入れなければなりません。

1時間に1度は換気をしましょう!時計の針が「12」。またはデジタル時計の「00分」は換気の合図と意識すると思い出しやすいですよ。その時に、背伸びや深呼吸も同時に習慣づけましょう(^ ^)/