先日買ったパロサントという香木を炊いてみました。
南米沿岸に生息する木で、樹脂を多く含んでいて、その香りは甘くもありミントのような爽やかさもあります。
インカの時代、南米のシャーマンたちが儀式や場を清めるために使っていたそうです。こういう、歴史的に、香りを持ち浄化のために使われてきた植物といえば、ホワイトセージやフランキンセンス、サンダルウッド、ミルラなどたくさんあります。共通して、「精神を穏やかに鎮める」「緊張の解放」などといった作用があります。
ホワイトセージはシソ科の白みがかった葉ですが、フランキンセンスやサンダルウッド、ミルラは樹脂から精油が採れます。樹木を傷つけると、その傷を癒すようににじみ出る樹脂の香りは、自然と私達の心も癒しているのでしょうね。
だからこれらの香りは瞑想や祈りの場に使われてきたのでしょう。
パロサントは、現在ワシントン条約により伐採規制がかかっているため大変貴重だそうです。実際、お店でも一人一本しか買えませんでした。代官山オフィシーヌ.アニヴァルセル.ビュリーというお店で購入しましたよ。