寒くなったらシナモン入りのスープ♩

ぐっと寒くなってきましたね〜。いきなり冬が来たような感じ。最近急に寒くなったので夕飯も温まるメニューばかりです。昨夜は「スペアリブと蓮根のスープ」を作りました。秋冬のスープにはシナモン(パウダーではなくシナモンスティック)を隠し味に加えるのが我が家の定番です。味に深味が出て、それでいてとっても体が温まります。

温める作用が生姜以上と言われる「シナモン」。性味は『熱/甘辛』でかなり体を温めます。指先の毛細血管の血行まで良くするので、冬になるとしもやけができるという人にはおすすめです。※ただし妊婦さんは控えた方がいいです。

ちなみに生姜も体を温めるのですが、生姜の温め作用は「散寒(さんかん)」で、字の如く「寒さを散らす」、例えば風邪のひきはじめのゾクゾクする寒気や、冷たい外気にさらされて体の表面が冷える時にその寒気をとり”温める”という感じ。

このスープ、味付けは塩だけなのに豚から出る出汁とシナモンのおかげでとっても濃厚でコクのあるスープになります。蓮根は半分すりおろしで入れることで自然なとろみが出ていい感じ。

豚肉は気血を補い、補腎します。4つ前のブログにも書いた『腎』。冬は特に腎のエネルギーを失いやすいので、補腎は大切です。そして、これからの乾燥の季節に積極的にとりたい蓮根。肺を潤し、さらに胃を元気にします。蓮根のかわりに大根でもよさそう。痰が絡んだ咳をしている人は蓮根より大根の方がおすすめ。大根は炎症をしずめて痰をとります。

簡単でおいしく、温まるスープ、ぜひ作ってみてください!

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